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腰痛を軽減するために足元からできること

腰痛の方に出会って腰の状態を確認した後、次に確認するのは臨床時代から足でした。

臨床初期は股関節や骨盤の歪みをから腰痛へと発展するのだと考えていました。今でもその重要性は理解しています。

ただなぜ骨盤が歪むのか、周辺の筋肉が硬くなったり痛くなったりするのか、適切な運動ができなくなるのはなぜかと考えたときに、骨盤は筋肉の海に浮いていて不安定であることは原則であることに気づきました。

では骨盤の歪みを作るのは何かと調べ始めたときに、日常生活の癖や座り方など様々な要因がありました。

その中で最も目を引いたのは足でした。

 

足の形が骨盤に及ぼす影響

筋肉の海に浮かぶ骨盤に対して、足は地面によってそのすぐ下を固定されており、それに伴い上の関節や筋肉たちが変化していきます。

つまりどのような状態の地面に、どのような状態の足で立つかで骨盤や背骨の状態は変化します。

そのため、腰痛であれ肩こりであれ、まず最初に足を確認し、扁平足などの足元の異常が確認できればいわば幸運と言えます。

その場合は足をまずは整えることで症状の軽減は必然的に起きます。

逆に足の状態が正常であれば原因は局所的な組織の癒着や、精神的なストレスに依存するものであろうと考えられます。

足のために日頃から気をつけること

足を整えることが体を整えることです。

なぜなら足は土台であり、家で言うところの基盤にあたります。当然基盤を手抜き工事で作ってしまえばその家は簡単に崩れてしまうでしょう。

日頃から足のためにできることは、地面をしっかりと握るように歩くことです。

力のない足はべちゃっと平らになり膝は内股になり、骨盤は開き、反り腰になり、猫背になり、ストレートネックになります。

まずは地面を握るように歩くことから始めましょう。足に力が入るようになれば様々な生活習慣病を予防することができます。

重力が存在する限り、体の異常は足から変えられる

おそらく宇宙空間では腰痛は発生しないでしょう。

ただ重力のない環境においては血流の循環は正常でないと思われます。それが原因で起こる新たな腰痛や肩こりが発生する可能性はあります。

そう遠くない未来に宇宙での生活実現したとき、人類は腰痛からは解放されるであろうと考えます。