皆さま初めまして、Ayoi代表の久保諭樹と申します。
私は以前病院勤務しており、患者様にリハビリやマッサージ治療をしていました。そこで患者様が治療を受けた数日後には再度病院に足を運び、同様の治療を繰り返す様子を目にし、なにか症状を誤魔化しているような感覚を覚えました。そのような中で、症状の発生を未然に防ぐことや、日常生活の中で可能なケアの必要性を感じました。
生活環境や姿勢は人それぞれであり身体を痛める原因もまた様々です。忙しい現代にあって、頻繁に病院に行かずとも身体を整える事ができる治療が必要だと考えました。
私の父も慢性的な症状を抱える一人でした。教師として働いていた父は先天性の側湾症で、背骨が大きく曲がっていました。幼い頃の私はその治療方法の一つとしてインソールを使用することを知りました。足元の状態を変えることで、背骨など全身の状態に変化を与えることができることを知り、その日からインソールと人体に関する勉強や、手作業でのインソール制作がスタートしました。
後にドイツ人医師のもとで足の病気に関する知識を増していく中で、膝や腰、首の痛みだけでなく、内臓の疾患や精神の状態ですらインソールにより変化を起こすことが可能な場合があることを知り、衝撃を受けます。
臨床現場でも実際にインソールを使用していただいての効果は絶大でした。手による治療効果を長期間持続させることや、インソールによる日常生活中の調整にしかなし得ない効果をたくさん目にしました。
私は、不調を訴える多くの方々、特に日々社会や経済を支えるビジネスパーソンやエッセンシャルワーカーの方々が、足や腰の痛みを薬やマッサージによる対症療法によって抑えていたり、体の痛みが原因で職を失う人も多く目にしました。
社会を支える人々に日常から寄り添い、身体への負担を解決することができればその人やその家族の幸福度を保つことができると考えAyoiを立ち上げました。
そして今後生み出すプロダクト(インソール、靴全般、コルセット・サポーターなどの医療装具)を通して、個人の生活や体質に合わせた形で人をサポートし、社会や経済を支えるビジネスパーソンのみでなく、子供からご高齢の方まで幅広く支える存在になりたいと考えています。