足が痛くなる内科疾患|関節リウマチと糖尿病
足に痛みが発生するのは足底筋膜炎や外反母趾といった整形外科疾患が主となるだけでなく、その原因が内科疾患にある場合も多くあります。その中でも関節リウマチと糖尿病は臨床でも痛みを症状を訴えることが特に多く、生活の質を著しく低下させます。
今回はこの二つの病気について簡単に解説します。
自分の免疫が暴走し、関節を炎症させてしまう自己免疫疾患と呼ばれる疾病です。足の関節や、手首、指、首など色々関節に痛みや強張りが発生します。リウマチ科で治療しますが、インソールで歩行時の関節の痛みを軽減させることがあります。
糖尿病には1型と2型が存在します。1型は生まれつき先天的に血糖を下げるためのホルモンがうまく生成されずに発症します。2型は後天的にホルモンが生成されづらくなったり、血糖が下がらない状態を指します。
糖尿病では血流が詰まりやすくなり、足に怪我を負った時などの治癒が遅れたり最悪の場合壊死したりします。また神経もうまく働かなくなり、ピリピリと痺れたり、感覚が異常で物が触れると気持ちが悪い感覚を覚えることがあります。
生活の質を損なず歩くことに前向きになれるように、こういった症状に対しても特別なインソールを処方することがあります。
画像は糖尿病による壊死で足趾を切断したクライアントのフットプリントです。
昨今の研究ではこのような内科疾患による足の症状に対してもインソールの使用が推奨されています。もちろん効果の統計結果も良好です。
経験上これらの疾病に対してインソールを作った場合のクライアントの反応はとても良いです。歩くことが辛くなると、動かなくなることで体重が増加したり他の疾患につながることもあります。
インソールのことや歩き方など、気になることはいつでもお問い合わせください。