CONTACT

ランニングによる膝の痛みの対処法と予防法|柔軟性と衝撃の分散

日常的にランニングを習慣化していると、走っている最中に「膝のお皿の下が痛む」「膝の内側がズキズキと痛む」「膝の外側がうずくように痛む」といったような症状が現れることがあります。健康目的で取り組んでいるのに、それで体を壊してしまうのは本末転倒でしょう。ランニングをより気持ち良く、長く続けるたい人のために、膝痛の対処法と予防法を解説します。

結論:膝が痛くならないために必要なこと

膝の痛みを防ぐ際に、まず最初に推奨されるのはストレッチです。

  1. お尻
  2. ももの前後
  3. ふくらはぎ

この辺りをまずは柔軟にしてみましょう。下の画像のようなことができるくらいまで柔軟にしたいところです。

さて、もしも体の柔軟性は良いのにも関わらず痛みが落ち着かない場合は少々厄介です。

その場合に考えることは、ランニング時に衝撃吸収ができているかです。どういうことなのか具体的に解説していきます。

ランニング時の衝撃吸収について

人の足はダ・ヴィンチによって「人間工学の最高傑作」と称されるほどに絶妙にデザインされています。特に衝撃吸収のシステムの精巧さは素晴らしく、人間の作る工業用品に広く応用されてきました。

下半身には大きく分けて二つの衝撃吸収のために必要な関節があります。それが足裏のアーチと膝です。これら二つの関節が衝撃を「いなす」ことで骨盤より上に衝撃が加わりすぎないよう設計されています。

膝痛について考える際には、「膝にばかり衝撃が集中しているのではないか」=「足裏の衝撃吸収が機能していないのではないか」というふうに考えることがあります。痛みがなかなか落ち着かない場合は、まず足のうらに着目してみてください。アーチの形成がうまくいっていない場合はインソールなどで対応することをお勧めします。

 

もう一つ大事なことは重心の位置です。そちらについても簡単に解説します。

ランニング時の重心と姿勢

前のめりに走ると膝の前面の筋肉や関節にストレスがかかり、膝の前側や、膝のお皿の上あたりなどが痛くなりやすいです。そんな場合は少し胸を張って走ってみてください。具体的には骨盤の前傾、後傾を調整するのですがこれはまたの機会に解説します。

まずは前のめりになっていないか、確認してみてください。その後、可能であれば骨盤を前後のに傾けてどちらが自分にとって走りやすかを確認してみることをお勧めします。

 

まとめ
  1. 柔軟性
  2. 衝撃の吸収
  3. 重心

これらを調整することで膝の痛みの改善は可能です。柔軟性以外はインソールで改善可能なものなのでご相談ください。自信を持ってお答えいたします。

TAG: