【足底筋膜炎】痛みとの付き合い方、治療方法とセルフケアの方法を解説
治りがとても悪く、痛みが長期にわたって落ち着かないことが多い印象です。
足の裏が痛いというのは生活の質を著しく損なう原因となるでしょう。仕事に支障が出たり、家趣味のスポーツを楽しむことや家事も難しくなります。
ランナーなどの陸上競技者や、長時間立ちっぱなしになることが避けられないなど職業で足を酷使する人に多い足底筋膜炎。
今回の記事では足底筋膜炎の治療法について紹介しています。今日からできるセルフケアの方法や病院に行っても治らなず長期化した場合の対処法を解説します。
足底筋膜炎とは、足の裏に全体的にひろがる膜の炎症を指します。
主な原因として、足の筋肉が硬くなっていることや筋力低下が挙げられることが多いです。
ここでは具体的にしておきます。歩行時に足にかかる衝撃はたくさんの関節や靭帯、筋肉によって吸収され足底筋膜もまた、その衝撃吸収システムの一つです。しかし、いくつかの関節がその役割を失うほど硬くなっているor柔らかくなりすぎていることで、足底筋膜の仕事量が増えてしまい結果として炎症してしまう現象を足底筋膜炎を呼びます。
原因を理解すると治療法も明らかになります。先述した硬い関節や柔らかすぎる関節が発生する原因は、過去の捻挫による靭帯の損傷や体重の急激な増加など様々です。結果として適切な足の使用ができなくなり、発症に至るケースが多いです。
では、それらを総合的にケアする方法を最新の研究と臨床での経験をベースにご紹介いたします。
最初の選択肢として、インソールの使用をお勧めします。
使用開始から即効的な鎮痛、日常的な利用による足の骨格の正常化、それによる歩行や姿勢を整える効果などインソールによる恩恵は足底筋膜炎の治療に関しては間違いのない効果を発揮します。
ランニングや仕事の際も使用することで痛みをできる限り抑えることができます。
硬くなっているところは柔らかくしましょう。まずはアキレス腱やふくらはぎのストレッチから開始することをお勧めします。
足底筋膜とアキレス腱、ふくらはぎ、ももの裏、お尻から背中の筋肉、これらは膜を介してつながっており、日常生活の動作をより効率的にするためのネットワークを作っています。
可能ならこれら全体をストレッチし、さらにはマッサージや筋膜リリースによって治療することをお勧めします。
病院に行く際には、超音波治療や温熱療法が可能な病院を選択することをお勧めします。
理学療法士が在中して手技によるリハビリをしてくれる病院があればさらに良いです。
薬物療法としてま痛み止めや湿布が処方されますが、これらはあくまでも一時的な鎮痛効果にとどまるため、先述したような根本的な解決に向けた治療を前向きに進めることをお勧めしたします。