ふくらはぎの痛みや張りの対処法|原因についても解説
ふくらはぎがよくつる、むくむ、張る、痛い、これらは本当に多く耳にします。
ふくらはぎのトラブルは肩こりや腰痛に次いで体の不調として起こりやすいものでしょう。
特に長時間の立ち仕事の飲食業や美容師の方は特に経験しやすい症状です。
今回は原因や対処法について解説します。
様々なトラブルがありますが、それらに共通してある原因として血流がうまく通っていないこと、つまり「血流不全」だと考えられます。
ふくらはぎの筋肉や組織に溜まった疲労物質が痛みを発生させます。
血流を改善させるために何ができるのかを考えることで、ふくらはぎのトラブルを防いだりケアすることができます。
心臓から送り出された血液は、筋肉の収縮によるポンプ作用によって静脈を通って心臓に帰っていきます。
ふくらはぎは心臓から最も遠いところから血液を心臓へと返すために特に重要とされています。第二の心臓と呼ばれたりしますね。
歩くたびにポンプ作用を発揮して血液を循環させています。
ずっと同じ姿勢で立ちっぱなしでいることが最も危険です。スクワットをしてみたり、少し飛び跳ねてみたり、つま先立ちをしてみたり、少しの間走って見るのも良いでしょう。
とにかく30分に一度程度ふくらはぎを使う運動を取り入れることをお勧めします。それにより疲労物質を押し流すことができれば、痛みや張りを軽減することができます。
辛くなったら運動をする、というサイクルでは痛みがなくなることはないでしょう。人の体は日常生活に合わせて変化します。
日頃から運動することでふくらはぎを使用し、ポンプ作用が日常的に起こることを当たり前であると体に覚えさせることができれば、ふくらはぎのトラブルの予防ができるでしょう。
運動に加えてストレッチもできるとさらに良いです。
少し心理学的な話をします。私の経験上ふくらはぎに限らず腰や肩の痛みが同時に存在している場合や、何をしてもなかなか改善しない場合は心理的なストレスや仕事や人間関係といった社会的な要因が関わっていることが多くありました。
そういった負のストレスはイライラとその人を苛立たせ、交感神経を常に優位にしてしまいます。その結果欠陥が常に収縮してしまい、血流を悪くしてしまいます。
実際にストレスケアの方向に治療方針を変えた結果、改善につながった例が数多くあります。心理カウンセリングでふくらはぎの痛みが治ったなんて信じるのは難しいかもしれませんが、そんなことも往々にしてありうるのです。
何よりも、血流を悪くしないことが大切です。
- 運動を絶やさず
- 筋肉を柔らかく保ち
- 冷やしすぎず
- イライラしないようストレスと向き合う
これらは全身のどの痛みを軽減するうえにも必要なことです。
常にこれらに気を配ることがセルフケアの基本と言えます。